スキンケアを始めたての男性は、「メンズ化粧水の使い方合ってるのかな?」と、不安になりますよね。
今回は、日本化粧品検定1級を持つ筆者がメンズ化粧水の正しい使い方について分かりやすく解説していきます。
メンズもスキンケアとして化粧水を使う必要がありますが、間違ったメンズ化粧水の使い方をしていると本来の効果が最大限発揮されません。
正しい付け方をすることで、メンズ化粧水の効果を発揮しますよ。
メンズ化粧水の使い方|正しい付け方を5ステップで解説
男性は、女性に比べてスキンケアや美容に関心が少ないことから、正しい化粧水の使い方がわからないという方も少なくないでしょう。
多少間違った使い方をしていても、何もしていないよりはいいですが、せっかくなら正しい使い方でスキンケアしていきたいですよね。
今回は化粧水の使い方を、下記の3つに分けて解説していきます。
- 使うタイミング
- 使う量
- 付け方
メンズ化粧水を使うタイミング
まずは、メンズ化粧水を使うタイミングです。
化粧水を使うタイミングは、洗顔した後の朝1回・夜1回の合計2回です。
洗顔後は、顔の皮脂がなくなり水分が蒸発し、乾燥しやすい状態。皮脂が無くなっている肌に水分を補給してあげるのが、メンズ化粧水を使うベストなタイミングです。
なので基本的には、朝と夜の洗顔をしたあとにメンズ化粧水を使いましょう!
洗顔後以外のタイミングとしては、ヒゲ剃り後の顔に使うのも肌へのダメージ負担軽減におすすめですよ。
顔が汚れている状態で化粧水を使ってもあまり意味はない
逆に、メンズ化粧水を使うのにおすすめしないタイミングは顔が汚れているときです。
- 顔が皮脂で汚れているとき
- 汗をかいてるとき
上記のようなタイミングでメンズ化粧水を使っても、化粧水の成分が汚れによって阻まれてしまいます。
皮脂は油、化粧水は水。
顔の表面に油があったら、水は弾かれてしまいますよね。
なので、皮脂や汗などの汚れを洗顔でしっかり落としてから化粧水を使うようにしましょう!
- 朝と夜の洗顔後に計2回使う
- 汚れている肌には使わない
メンズ化粧水の使う量
続いては、メンズ化粧水を使う量についてです。
1回の化粧水の使う量は、500円玉くらいの量が目安になります。
足りない場合は、追加で出して使いましょう。
使用量が少ないと、思うように保水されずに、乾燥が気になります。
乾燥が気になる箇所は2度付け、重ね塗りをしてOKです。
足りないよりは、「少し多いかな?」と思うくらいがちょうど良いですよ。
コットンを使う場合は、ヒタヒタに
化粧水の付け方として、手かコットンの2パターンあります。
それぞれメリットデメリットがありますが、僕はムラなく濡れるのでコットンで付けています。
コットンを使う場合は、コットンにヒタヒタに化粧水を出しましょう。
使用量が少ないと、コットンが乾いた状態であまり保湿されません。
コットンのデメリットとしては、
- 髭に引っかかる
- 化粧水の使用量が増える
このようなものがありますが、僕が使っている「シルコット うるうるコットン」というのは、これらのデメリットがないのでおすすめです!
吸収性が良く、化粧水の使用量が少なくて済みますし、コットンのケバケバがないので髭に引っかかることもありません。
Amazonや楽天市場以外に、通常のドラッグストアなどにも普通に売ってます。
- 500円玉くらいの量が目安
- 足りなければ、付け足す
メンズ化粧水の正しい付け方
続いては、メンズ化粧水の正しい付け方を解説していきます。
正しい付け方の流れは下記です。
- 洗顔をする
- 肌の水分をふき取る
- 化粧水を「手のひら」または「コットン」に出す
- 肌を抑えるように優しく馴染ませる
- 保湿液で蓋をする
順番に解説していきます!
ステップ0.洗顔をする
まずは、洗顔をしましょう。
上述したように、化粧水は洗顔した清潔な肌に使っていきます。
洗顔も丁寧に優しくおこなってくださいね。
洗顔の詳しいやり方は、「【メンズの正しい洗顔方法】6つの手順で分かりやすく解説!」こちらで解説しています。
気になる方は、ご確認ください。
ステップ1.肌の水分をふき取る
洗顔が終わったら、顔の水分をふき取ります。
化粧水も水分ですので、水滴が付いていると化粧水が薄まってしまいますね。
ステップ2.化粧水を「手のひら」または「コットン」に出す
顔の水滴が拭けたら、「手のひら」または「コットン」に化粧水を出していきます。
手か、コットンかは好によるので付けやすい方で大丈夫ですが、僕はムラなく付けられるコットンがおすすめです。
手のひらに出す場合は、一気に出しすぎると手からこぼれてしまうので、少量ずつ出して付けていくのが良いでしょう。
コットンを使う場合は、コットンが化粧水でしっかり濡れるだけ量を出します。吸収性の良いコットンなら、手に出すよりも使う化粧水の量が少なくて済みますよ。
ステップ3.肌を抑えるように優しく馴染ませる
手のひらまたはコットンに化粧水を出せたら、肌に優しく馴染ませていきましょう。
- 擦らない
- 叩かない
- 長時間付けない
とにかく、擦ったり、叩いたりしないことです。
男性は特に無意識に力が入ってしまうので注意が必要です。
手で付ける場合は、手のひら全体で顔を優しく包み込むようにしましょう。全体に馴染ませた後は、おでこ、鼻、頬の順番に、際まで付けます。指の腹を使って優しく付けるのがおすすめです。
コットンで付ける場合も同様に全体に馴染ませていき、鼻や口周りなど、細かいところまで化粧水を付けてあげましょう。コットンも擦らずに、コットンを優しく抑えてあげて、美容成分を浸透させてあげるイメージで付けます。
注意点としては、時間をかけすぎないこと。
段々と手やコットンの方が乾いてきて、せっかく保水した顔の水分を逆に手やコットンが吸い取ってしまいます。手やコットンが乾かない程度の短い時間で化粧水を付けましょう。
ステップ4.保湿液で蓋をする
化粧水が付け終わったら、乳液やクリームなどの保湿液で水分に蓋をしてあげます。
保湿液を使わないと、せっかく化粧水で保湿した水分も蒸発してしまうのです。
実際に、男性は女性に比べて水分の蒸発量が多いというデータがあるので、しっかり保湿してあげる必要があります。
水分蒸散量とは、簡単に言うと肌から水分が蒸発してしまう量です。水分蒸散量が多いと、肌のバリア機能が低いということになります。
男性の場合は、皮脂量が多いのでクリームよりも乳液の方がおすすめです。
乳液はクリームに比べて油性成分が少ないので、べたつきが苦手な男性でも使いやすいですよ。
- 清潔な肌に使う
- 適量使う(500円玉大、5mlが目安)
- 擦らずに優しく付ける
- 乳液で蓋をする
メンズ化粧水の間違った使い方|NGな付け方3選
正しいメンズ化粧水の使い方を解説していきました。
次は、間違ったメンズ化粧水の使い方を紹介します。
これから紹介するような付け方をしていたら、今すぐに辞めて正しい使い方をしてくださいね。
力任せに擦って塗る
過度な摩擦は、肌への刺激になります。
力を入れて擦って塗っても、化粧水の美容成分が浸透する場所は決まっているので変わりません。
無駄な刺激を与えないためにも、優しく付けてあげましょう。
叩きながら塗る
強く塗るのと同じく、叩いて塗っても効果は変わりません。
叩けば叩くだけ肌への刺激になるだけです。
男性は叩き塗りが多いので注意しましょう。
大量に塗る
これは女性にも多いですが、大量に塗っても意味ないです。
大切なのは適量を、肌のキワまで丁寧に塗ってあげることです。
【まとめ】正しいメンズ化粧水の使い方でスキンケアをしよう
メンズ化粧水は、正しい使い方をすることでより効果を発揮して、肌の調子を整えてくれます。
最後にメンズ化粧水を使うポイントをまとめます!
- 1日2回洗顔後に使う
- 清潔な肌に使う
- 適量使う(500円玉大、5mlが目安)
- 擦らずに優しく付ける
- 乳液で蓋をする
今回紹介した手順で、正しい使い方をしてくださいね。