パンテーンは何種類かシャンプーを出していますが、ベーシックラインと言われる定番商品が3種類あります。
・ダメージケア
・モイストスムース
・エアリーふんわりケア
それぞれの成分解析と違いについて解説していきます。
パンテーン エクストラダメージケアシャンプーの成分解析
画像引用:公式サイト
パンテーン エクストラダメージケアシャンプーの全成分はこちら
水、ラウレス硫酸アンモニウム、キシレンスルホン酸アンモニウム、ラウロアンホ酢酸Na、ジステアリン酸グリコール、コカミドプロピルベタイン、ラウリル硫酸アンモニウム、塩化Na、クエン酸、クエン酸Na、コカミドMEA、セタノール、香料、ジメチコン、ポリクオタニウム−10、安息香酸Na、水添ポリ(C6-14オレフィン)、EDTA-2Na、パンテノール、パンテニルエチル、ラウレス-23、ラウレス-4、リシンHCl、ヒスチジン、メチルチロシンHCl、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン
洗浄成分の配合量の多い順に見ていきましょう。
ラウレス硫酸Na
石油系
脱脂力、洗浄力、刺激性の強い成分
ヒト実験にて、まれにアレルギーが起きる結論も出ている
キシレンスルホン酸アンモニウム
石油系
高脱脂力&高洗浄力
ラウロアンホ酢酸Na
コカミドプロピルベタイン
両性系
低刺激&低洗浄力
ベビーシャンプーにもよく使われるほど、低刺激で安全性が高い。
ラウリル硫酸アンモニウム
石油系
脱脂力、洗浄力、刺激性が強い石油系の中でも1番強いクラス。
洗浄成分には脱脂力の高い石油系がしようされています。
髪や頭皮に必要な油分まで根こそぎ洗い流してしまい、乾燥を招きます。
髪もごわつくでしょう。
ジメチコンという「シリコン」を配合しているので、ごわついた髪の表面をコーティングして手触りは良くしてくれます。
しかし、あくまでも表面的にコーティングしているだけなので、洗浄力の高さゆえに使っていくうちにドンドン髪質は悪くなっていきそうです。
なのでオススメは出来ないシャンプーです。
パンテーン モイストスムースシャンプーの成分解析
画像引用:公式サイト
パンテーン モイストスムースシャンプーの全成分はこちら
水、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、クエン酸Na、コカミドMEA、キシレンスルホン酸Na、香料、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジメチコン、クエン酸、安息香酸Na、塩化Na、EDTA−4Na、パンテノール、パンテニルエチル、HCl、ヒスチジン、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン
洗浄成分の配合量の多い順に見ていきましょう。
ラウリル硫酸Na
石油系
脱脂力、洗浄力、刺激性が強い石油系の中でも1番強いクラス。
ラウレス硫酸Na
石油系
脱脂力、洗浄力、刺激性の強い成分
ヒト実験にて、まれにアレルギーが起きる結論も出ている
コカミドプロピルベタイン
両性系
低刺激&低洗浄力
ベビーシャンプーにもよく使われるほど、低刺激で安全性が高い。
メインがラウリル硫酸Naという石油系洗浄成分は使われています。
ラウリル硫酸は石油系洗浄成分の中でも刺激性が一番強く、アレルギー報告などもある為最近ではあまり使われなくなってきた成分です。
この成分が一番多く配合されているので、他のダメージケアやエアリーふんわりケアよりもやや刺激が強いです。
モイストスムース感を出すためにジメチコンという「シリコン」やグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドという「カチオン界面活性剤」が配合されています。
シリコンは表面をコーティングして艶を出す成分で、悪いものでは無いです。
カチオン界面活性剤はトリートメントに良く配合される成分で、こちらもツヤ感や手触りの良さを出すために配合されます。
しかし、頭皮にはかなり刺激の強い成分です。
シャンプーは必ず頭皮についてしまうので肌の弱い人は要注意です。
パンテーン エアリーふんわりケアシャンプーの成分解析
画像引用:公式サイト
パンテーン エアリーふんわりケアシャンプーの全成分はこちら
水、ラウレス硫酸Na、塩化Na、コカミドプロピルベタイン、キシレンスルホン酸Na、クエン酸、コカミドMEA、クエン酸Na、香料、カッシアヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジメチコノール、安息香酸Na、ドデシルベンゼンスルホン酸TEA、EDTA-2Na、ラウレス-23、パンテノール、パンテニルエチル、PG、黄4、メチルクロロイソチアゾリノン、アロエベラ葉汁、トウキンセンカ花エキス、メチルイソチアゾリノン、PEG-40水添ヒマシ油、トリデセス-9、赤227、ショウガ根エキス
洗浄成分の配合量の多い順に見ていきましょう。
ラウレス硫酸Na
石油系
脱脂力、洗浄力、刺激性の強い成分
ヒト実験にて、まれにアレルギーが起きる結論も出ている
コカミドプロピルベタイン
両性系
低刺激&低洗浄力
ベビーシャンプーにもよく使われるほど、低刺激で安全性が高い。
キシレンスルホン酸アンモニウム
石油系
高脱脂力&高洗浄力
こちらも他の同様、石油系+シリコンで安いシャンプーあるあるな配合です。
基本的にこの配合は使い続けていくうちに髪自体はダメージを受けていくのでオススメできません。
ダメージケアとモイストスムースには配合されていなかった「トウセンカ花エキス」「ショウガ根エキス」が配合されています。
抗炎症やボリュームアップのために配合されているのでしょうが、配合量は少なく、効果が発揮されるのかは疑問に思います。
パンテーンシャンプー ベーシックラインの共通成分
共通成分で注目したいのは下記の2つ
- パンテノール
- メチルイソチアゾリノン
パンテノール
パンテノールはビタミンBになる前の物質で、パンテーンという名前の由来にもなっている売りの成分です。
パンテノールの効果としては(医薬部外品としての)
・育毛効果
・白髪予防
・新陳代謝活性
・毛髪の保湿
などがあります。
が、あくまでも効果のある基準値まで配合されていたらの話なので、「頭皮にちょっと良いかな」くらいで捉えておきましょう。
メチルイソチアゾリノン
こちらは防腐剤として配合される成分ですが、2013年に欧州の業界団体「Cosmetics Europe(欧州パーソナルケア協会)」が使用を中止する方針を出している成分です。
ただ、日本ではアレルギー報告はあまり出ていません。
今のところ過度に気にしすぎることはありませんが、好んで使う必要もないと思います。
パンテーンは他にも刺激性の強い成分を使っていたりするので、特に肌の弱い人やアレルギーの人は使わないのが無難です。
パンテーンシャンプー ベーシックラインの口コミ
パンテーン ダメージケアシャンプーの口コミ
乾燥髪の私はシルキースムースだと潤わなかったのでこちらに変更。
ただ、トリートメントを間に挟むかで仕上がりがかなり変わる。
単体でも悪くないけど、トリートメントがないと潤いの保持が甘い。
パンテーン モイストスムースシャンプーの口コミ
使い心地は可もなく不可もなく。大容量の詰め替えが嬉しく、何回もリピしていました。
パンテーン エアリーふんわりケアシャンプーの口コミ
口コミ引用:@コスメ
口コミはあくまでも瞬間的な仕上がりですので一つの参考程度に。
長期的に使うにはやはり成分を見る必要があります。
パンテーンシャンプー ベーシックラインの公式情報・香り・価格
画像引用:公式サイト
公式情報
切れ毛、枝毛等のダメージが気になる方用。
ライン使いで、傷んだ毛先までダメージを忘れた髪へ。
引用:公式サイト
香りは?
ダメージケア
フレッシュでフルーティーなブルーベリー・ラズベリー・洋なしの香り。
モイストスムース
フレッシュでフルーティーなブルーベリー・ラズベリー・洋なしの香り。
エアリーふんわりケア
ビタミン・ミネラルたっぷりのフレッシュフルーツと朝摘みハーブの香り。
値段は?
583円(Amazon価格)
容量は?
450ml
どこで買えるの?
ドラックストアやAmazon、楽天市場などでも購入可能です。
パンテーン エクストラダメージケアシャンプーがオススメの人は?
いません。
どうしてもパンテーンが使いたい!という人は、
・しっとりさせたい→ダメージケア
・ふんわりさせたい→エアリーふんわりケア
があってると思います。
基本的にどれも質の低い洗浄成分を使用していますし、髪や頭皮の為を思うならオススメしません。
ダメージケアしたい人はこちら↓
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