オルナオーガニックシャンプーが気になっているけど、良いシャンプーなのか不安と購入を迷っていませんか?
シャンプーを選びには、成分がとても大切です。
今回はオルナオーガニックシャンプーを、美容師&シャンプー営業の経験を持つ筆者が成分解析して実際に使っていきます。
仕上がり | |
補修力 | |
保湿力 | |
頭皮ケア | |
泡立ち | |
安全性 | |
おすすめ度 |
オルナオーガニックシャンプーの基本情報
オルナオーガニックブランドは、シャンプーを含む全製品に7つのオーガニック認証成分を使用しています。
ブランド名通りのオーガニック処方ですね。
そのほか、
- 合成香料を使わず天然精油を使用
- 合成着色料、鉱物油フリー
などの特徴があります。
ヘアケアラインは、下記の3種類です。
- オルナオーガニック シャンプー&トリートメント(今回解析)
- オルナオーガニック モイスチャーシャンプー&トリートメント
- オルナオーガニック スカルプシャンプー&トリートメント
ほかのオルナオーガニックシリーズの解析結果が気になる方はこちら↓
ノンシリコン、アミノ酸系洗浄剤配合、弱酸性なので子供の頭皮にも。
サロン専売品のクオリティで優しい使い心地のアミノ酸系シャンプー。コカミドプロピルベタインにスルホン酸をブレンドした、弱すぎない適切な洗浄力。すーっと指通りのいいサラサラ髪に 。
価格 | 2,037円(税込) |
容量 | シャンプー:500ml トリートメント:500ml |
香り | ボタニカルな香り(ティーツリー葉油、ラベンダー油、オレンジ果皮油) |
会社 | イルミルド製薬株式会社 |
元美容師がオルナオーガニックシャンプーを成分解析
オルナオーガニックシャンプーの全成分はこちら
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、ペンチレングリコール、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa、シア脂、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、アルテア根エキス、キュウリ果実エキス、セラミドNP、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、グリチルリチン酸2K、リン酸アスコルビルMg、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、アスコルビルグルコシド、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ツボクサエキス、キハダ樹皮エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ユキノシタエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、ソメイヨシノ葉エキス、ノイバラ果実エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、イザヨイバラエキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、ヒメフウロエキス、ラベンダー花エキス、ボタンエキス、ローズマリー葉エキス、ユズ果実エキス、オレンジ油、ラベンダー油、ティーツリー葉油、エチドロン酸、ローマカミツレ花油、クエン酸、クエン酸Na、塩化Na、ステアリン酸PEG-150、ラウリン酸ポリグリセリル-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、カラメル、サリチル酸、BG、フェノキシエタノール
※青線が洗浄成分
シャンプーの成分は、下記のような構成になっています。
- 水:水、精製水など。他の成分を溶かすシャンプーのベース。
- 洗浄成分:汚れを落とす成分で、シャンプーの質を大きく左右する。
- その他成分:エキス系類やオイル類など。+αの成分で補助的な役割。
水は水なので、配合される成分としては洗浄成分が占める割合が多く、シャンプー選びや仕上がりを見極めるのに大切な成分です。
洗浄成分がシャンプーの質を決め、その他の成分はシャンプーの特徴や売りを出します。
さっそく、オルナオーガニックシャンプーを
- 洗浄成分
- その他成分(保湿成分・補修成分・頭皮ケア成分)
に分けて成分解析していきます!
オルナオーガニックシャンプーの洗浄成分を解析
まずはオルナオーガニックシャンプーの洗浄成分から見ていきましょう。
- 石油系(高級アルコール系)
- 高刺激&高洗浄力
- きしみやすい
オーガニックシャンプーで使われる頻度が高いオレフィンですが、洗浄力が高く髪や頭皮に負担になります。
刺激が強いと言われることの多い「ラウレス硫酸Na」に代わって配合されているケースが多々ありますが、ラウレス硫酸Naよりもオレフィンの方が刺激性が強いというデータもあります。
(※オレフィン(C14-16)スルホン酸Naとは…成分効果と毒性を解説)
オレフィンがメインに配合されている時点で良いシャンプーとは言えません。
- 両性界面活性剤(ベタイン系)
- 低刺激&低洗浄力
こちらは低刺激な成分。
ベビーシャンプーなどでも配合されます。
- 非イオン界面活性剤
- 低刺激
- 泡立ちを助ける
泡質の改善などの役割。
仕上がりにはほとんど影響を与えないでしょう。
- アミノ酸系
- 低刺激&低洗浄力
- しっとり系の仕上がり
サロンシャンプーや価格の高いシャンプーのメインに配合されていることがある成分。
質が高く、しっとり感を出してくれる優秀な洗浄成分です。
とはいえ、オルナオーガニックシャンプーでは配合量が少ないです。仕上がりにはほとんど影響を与えないでしょう。
- アミノ酸系
- 低刺激&適度な洗浄力
- さらさら系の仕上がり
アラニンもアミノ酸洗浄成分で質はなかなか良いです。
が、配合量が少ないのでほとんど影響を与えないでしょう。
オレフィン以外はマイルドな素材を使っていて好印象。
ですが、あくまでもメインに使っているのは洗浄力が高いオレフィンです。
もちろん配合量が多い成分の効果が表れますから、髪が乾燥しやすかったり、きしみやすく感じるでしょう。
価格に対して洗浄成分の質はかなり低いです。
公式に「アミノ酸系洗浄成分」と書かれているので、アミノ酸シャンプーだと誤解している人が多いです!
確かにアミノ酸系洗浄成分も配合していますが、メインに使われているわけではなく少し配合されているだけ。
アミノ酸シャンプーとは程遠く、高級アルコール系に近い使用感なので注意が必要です!
オルナオーガニックシャンプーのその他成分を解析
ここからはオルナオーガニックシャンプーの「その他成分」を解析していきます。
保湿成分
1gで6Lの水分を保持できるという高い保湿力を持った保湿成分です。
オルナオーガニックシャンプーでは、特徴が少し違う4種類のヒアルロン酸を配合しています。
- アセチルヒアルロン酸Na
- ヒアルロン酸Na
- 加水分解ヒアルロン酸
- ヒアルロン酸クロスポリマーNa
コラーゲンも代表的な保湿成分です。
オルナオーガニックシャンプーでは、
- 加水分解コラーゲン
- 水溶性コラーゲン
- サクシノイルアテロコラーゲン
上記の3種のコラーゲンを配合しています。
セラミドは水分保持能力を助けてくれます。
頭皮の乾燥対策にもいいですね。
頭皮ケア成分
高い抗炎症作用を持つ成分です。
頭皮の炎症を鎮め、かゆみやフケの改善にも役立ちます。
配合量がすくなそうなので、本来の効果が得られるかは微妙な所です。
植物系成分
オーガニックシャンプーということで、植物由来成分が多いです。というか多すぎる気も、、、
配合されている種類が多い=1つ1つの配合量は少ない
ということですので、効果にはあまり北しないほうが良いです。
種類が多いので、代表的なものだけ抜粋して紹介します。
毛髪表面を滑らかに整え、ハリコシを与えます。
頭皮状態を整え、潤いとハリを与えます。
牡丹の根皮から抽出したエキスで、頭皮を保湿します。
毛髪を保湿し頭皮や髪の乾燥によるダメージを防ぎます。
全体的に成分数が多いです。
一見すると良いシャンプーに見えますが、1つ1つの成分の効果は薄くなっています。
オーガニックシャンプー=優しい・低刺激
だと思っている人は残念ながら間違っています。
植物成分数が増えるということは、敏感肌の人からしたらどの成分で頭皮が反応してしまうかわかりません。頭皮がかゆくなったり炎症が起きる確率は少なからず上がってしまいます。
保湿成分はとても充実しています。
が、洗浄成分「オレフィン」が髪や頭皮の油分を洗い流しすぎてしまうため、あまり効果は実感できなそうです。
オルナオーガニックシャンプーのレビュー
まずはシャンプーから使っていきます。
シャンプー液自体の色は黄色っぽい色味をしています。カラメルが配合されているのでその色でしょう。
テクスチャーはトロミがあります。
では泡立てていきます。
泡立ちは、泡だて器を使ってまずは確認していきます。
泡だて器を使うことで、髪の状態に左右されずにチェックできます。
水:5ml
シャンプー剤:5ml
泡立て回数:20回
洗浄成分にオレフィンを使用していることもあり、泡立ちはかなり良いです。
泡質はしっとり感があり、悪くないです。サブに配合されているアミノ酸系洗浄成分が効いているのかも。
実際に洗っていきます。
香りは、しっかり香ります。自然系のアロマのような香り。
「オーガニック」「ボタニカル」という言葉が合います。柑橘系の香りも少ししました。
洗い上がりは、しっとり感も少しありましたが、キシキシ感も同時にあります。
保湿成分は良いけど、洗浄成分で軋んでる感じでしょう。
次はトリートメントを使っていきます。
トリートメントは粘度が低く、サラサラしています。
サラサラしすぎて使いずらいです。
伸びも悪く、髪についている感じがあまりしません。
仕上がりも「少しサラサラした?」くらいで、ほとんど効果が感じられませんでした。
・泡立ちが良い
・「オーガニック!」という感じの香り
・トリートメントは効果が分かりにくい
オルナオーガニックシャンプーの口コミ
オルナオーガニックシャンプーの良い口コミと悪い口コミをどちらも紹介していきます。
オルナオーガニックシャンプーの悪い口コミ
まずは、悪い口コミから見ていきましょう。
2週間で頭皮が荒れて抜け毛が増えた
髪質:硬い細い多い、髪型:ボブです。
髪が乾燥しやすいので高保湿タイプのシャンプーを使っていましたが、頭皮がベタつくようになり、こちらを購入しました。最初は頭皮がべたつかなくなり、根元の立ち上がりもしっかりしてスタイリングしやすくなったなーなんて呑気に思っていましたが、2週間後には床に落ちた抜け毛がものすごく大量になり怖くなって使用をやめました。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naという洗浄成分が強めで、それを色々な保湿成分で補っているようです。
香りもティーツリーがきつくて、よく流してもかなり匂います。
私が合わなかっただけかもしれませんが、色々な意味で強烈な使用感でした。
匂いはいいけど、髪がパサつく
全然ダメだった。使用してた時すごい髪がバサバサして傷んできたんで美容師さんにいったらすぐ変えた方がいいと言われました
最悪
キッシキシになりました。ノンシリコンは駄目ですね。
髪質は、硬さ普通、毛量多い、くせ毛です。ランキング1位だったので購入してみましたがガッカリです。みなさん本当にこれを使われてるのか疑問です…
シャンプー流した時点でキシキシで指も通らないです。リンスを大量に使うと少しマシになりますが、乾かした後の仕上がりも髪の毛に潤いがなく、絡まります。
無くなったらすぐ別のに変えます。
- 抜け毛が増えた
- 髪がパサつく
- キシキシになった
悪い口コミとしてはこのようなものが多かったです。
全て、オレフィンという洗浄成分が原因だと思われます。
オルナオーガニックシャンプーの良い口コミ
続いては良い口コミを見ていきましょう。
サロンのような仕上がり
シャンプーを洗い流した後は、とてもキシキシしていたので心配でしたが、コンディショナーをしてドライヤーをしたところ、艶々のサラサラになりました。まるでサロンでトリートメントした直後のような仕上がりで驚きました。値段は高いですが、頻繁にサロンに通う事を考えればとてもお安いと思います。
痒くならないです。
頭皮が敏感でドラッグストアに売っている安いシャンプーを使うとすぐに痒くなってしまいます。
こちらは評価が高かったので購入しましたが、全然痒くならないし、絡みやすいロングヘアでも翌朝サラサラしていて驚きました。
アロマ系の香りで人工的なわざとらしい香りではない点も気に入りました。洗っていてとても心地が良いです。またリピートしたいと思います!
香りがとても好みです
届いて早速つかってみましたが、香りが好みで使い心地がとってもよかったです。洗った後の仕上がりもよく、年齢で最近髪がうねってきたなとおもっていましたが、以前のようにさらさらになった感じがします。
口コミ引用:Amazon
- サラサラになった
- 痒くならない
- 香りが良かった
良い口コミはこのような口コミが多かったです。
【まとめ】オルナオーガニックシャンプーがおすすめな人
オルナオーガニックシャンプーがおすすめの人
- オーガニックが好きな人
オルナオーガニックシャンプーをおすすめできない人
- 髪を綺麗にしたい人
- 価格に見合ったシャンプーを使いたい人
2,000円オーバーの価格を考えると全くおすすめしません!
成分的には1,000円クラスでいくらでもあります。
2,000円出せるという人はもっといいシャンプーを使ったほうが髪や頭皮のためです。
化粧品成分上級スペシャリストの筆者がおすすめするシャンプーは「女性におすすめのシャンプー5選!【プロが100種類以上成分解析して選んだ】」で紹介しています。
髪を綺麗にしたいという人は参考になると思うのでぜひ!